【南米】ブエノスアイレスとウルグアイを結ぶフェリー

ブエノスアイレス・ウルグアイ間を運行するフェリー

3泊4日でブエノスアイレスを観光していたところ、フェリーで簡単に対岸のウルグアイに行けるということを知りました。

ウルグアイといえば、少し前に「世界一貧しい大統領、ホセ・ムヒカ元大統領」の話を聞いて、素晴らしい大統領のいる国なんだなという印象が残っていただけで、他のことは何も知らず….。

フェリーで1時間くらいで行けるらしいし、この機会を逃したらもう一生来ることもなさそうだったので、行ってみることにしました。

ウルグアイには3泊4日で滞在し、世界遺産に登録されている「コロニア・デル・サクラメント」という街と、首都の「モンテビデオ」を観光してみました。

今回の記事では、ブエノスアイレスとウルグアイ間を運行するフェリーの情報をシェアしてみます。尚、この記事は2020年1月の情報です。情報が古かったり、間違っていたら、下のコメント欄から教えていただけると嬉しいです。


1. フェリーの基本情報

ブエノスアイレスからウルグアイへのフェリーは、
① Montevideo(首都)
② Colonia del Sacramento
③ Punta del Este
の3つの都市へ運行しているようです。

今回私が向かったのは、ブエノスアイレスから一番近い「Colonia del Sacramento(コロニア・デル・サクラメント)」。高速フェリーに乗ると、1時間15分で着いてしまいます。

*地図上のピンにカーソルを当てると地名が表示されます。

コロニア・デル・サクラメントは、植民地時代の17世紀ごろの街並が残っていて、世界遺産に登録されています。ブエノスアイレスから日帰りで訪れる人も多い観光地です。
コロニアデルサクラメントの記事

コロニアル・デル・サクラメントの行き方
コロニア・デル・サクラメントの街

ガイドブックによると、以下の2つのフェリー会社があるようです。リンクは各社のホームページへジャンプします。
Buquebus
Colonia express

各フェリー会社のホームページからも予約できるみたいでしたが、私は「Direct Ferries」という予約サイトから予約しました。Buquebus と Colonia express のスケジュールや料金を同時に見ることができます。日本語ページもあり。
Direct Ferries の予約ページ

私が予約した時は、日本語のページを見つけられなくて、英語のページから予約。片道2人分の料金は $90.49 USD(=約9,500円)でした。

下の様な予約確認メールが送られてくるので、搭乗当日にメールを印刷して、チェックインカウンターで提出します。

Direct Ferries についての英語圏の口コミを読むと、「予約変更やキャンセルの対応が悪い」などの理由で、あまり良くない評価がちらほら見られたので、ちょっと心配だったのですが、結局私たちは特に問題なく乗ることができました。

心配な方は、直接各会社のホームページから予約されるのがいいかもしれません。直接予約すると、ツアーやホテルなどを含むパッケージも予約できるみたいですよ。

2. ブエノスアイレスのフェリー乗り場

こちらが今回利用した「Colonia express」のターミナル。
Colonia express のターミナルの地図

ブエノスアイレスとウルグアイを結ぶフェリーのターミナル

もう一つのフェリー会社「Buquebus」のターミナルは、違うところにあるようなので気を付けてください。
Buquebus のターミナルの地図

ターミナルの中はとても綺麗。トイレ、ATMなどの施設もきちんとしていて、バスセンターの様な感じです。

ブエノスアイレスとウルグアイを結ぶフェリーのターミナル

カフェと待合所。

ブエノスアイレスとウルグアイを結ぶフェリーのターミナル

8:15 出発の便でしたが、メールに90分前までにチェックインするように書いてあったので、2時間前にはターミナルへ到着。実際チェックインは 6:30 ごろから始まりました。

ブエノスアイレスとウルグアイを結ぶフェリーのターミナル
チェックインカウンター

チェックインした後は、飛行機に乗る時のように、セキュリティーチェックと荷物検査があります。その後、アルゼンチン出国とウルグアイ入国手続きがこのターミナルで同時に行われたので、ウルグアイで入国審査をする必要はありませんでした。

荷物検査と出入国審査で約20分ぐらいかかったと思います。6:50 にはこちらの待合室に到着。

ブエノスアイレスとウルグアイを結ぶフェリーのターミナル
出入国審査後の待合室

出発の時間が近づくと、ゲートに案内されます。いよいよ乗船 ♪

ブエノスアイレスとウルグアイを結ぶフェリーのターミナル
出発ゲート

3. 船内

船内に入って来ました。座席はすごくたくさんあって、空席だらけ。好きなところに座れます。座席は結構古かったです。

ブエノスアイレスとウルグアイを結ぶフェリーの客室

ブエノスアイレスとウルグアイを結ぶフェリーの客室

大きい荷物はチェックインの時に預けることもできるようでしたが、このように大きな棚があるので、結構大きいサイズのスーツケースも持ち込んでいる人がたくさんいました。

ブエノスアイレスとウルグアイを結ぶフェリー
スーツケースなどを収納できる棚

私たちもこの棚に荷物を置きましたが、監視している人はいなさそうだったので自己責任で使いましょう。

船内には売店があって、スナックやお土産を売ってました。

ブエノスアイレスとウルグアイを結ぶフェリーの売店

いよいよ出航 ♪ こちらは隣に泊ってた船。なにせ窓ガラスが汚くて、写真がどよ~んとしてますが、ご了承ください。

ブエノスアイレスとウルグアイを結ぶフェリー

港から離れていきます。

ブエノスアイレスとウルグアイを結ぶフェリーの港

そして大海原へ~!と言いたいところですが、ここ実は「ラ・プラタ川」という川です。

ラ・プラタ川をフェリーで渡る

ラ・プラタ川は、河口部の幅が約275kmの大三角江。川幅としては世界一なのだそうです。

ラ・プラタ川の三角江(エスチュアリー)

Image by WikiImages from Pixabay

パラナ川とウルグアイ川という2つの川が、大量の土砂を運んでくるらしく、水は少しどんよりしています。

景色が見たくて窓際の席に座っていましたが、冷房が効きまくって極寒。ダウンジャケットまで来て我慢していましたが、とうとう耐え切れず、席を移動することにしました。

客席の前方には、ベンチシートがありました。船は揺れませんでしたが、具合が悪くなったりしたら横になれていいなと思いました。

ブエノスアイレスとウルグアイを結ぶフェリーの客室

2階にもベンチシートがあったので、残りの時間はこちらで過ごしました。

ブエノスアイレスとウルグアイを結ぶフェリー

ブエノスアイレスとウルグアイを結ぶフェリー

4. コロニア・デル・サクラメント

コロニア・デル・サクラメントの灯台が見えてきました。

コロニアル・デル・サクラメントへフェリーの旅

コロニア・デル・サクラメントの港。9:25に到着しました。
港の地図

コロニアル・デル・サクラメントのフェリーの港

到着ターミナル。

コロニアル・デル・サクラメントのフェリーのターミナル

こちらのカウンターで、ホテルの送迎なども手配してくれるようでしたが、私たちはタクシーを利用することに。ターミナルの外に白いタクシーがたくさん待機しています。

コロニアル・デル・サクラメントのフェリーのターミナル

ホテルはコロニア・デル・サクラメントの街の中心にあって、港からは車で5分の距離。港からホテルへ向かうときは800円、翌日ホテルから港へ戻ってくるときは350円くらい請求されたので、行きはボラれたのかも。

ま、変動の激しいアルゼンチン・ペソで支払ったし、コロニア・デル・サクラメントには一泊だけの滞在だったので、未だに正しい相場はわからないまま。

Uber だったら、こういうモヤモヤ感は残らないんですけどね。コロニア・デル・サクラメントには Uber ありませんでした。首都のモンテビデオにはありました。

フェリー+バスツアーのパッケージツアーもあるみたいで、ターミナルの外に観光バスがたくさん待機していました。

コロニアル・デル・サクラメントのフェリーのターミナル
ツアーの団体

フェリーターミナルに待機しているのは、全てツアー用の観光バスです。ウルグアイ国内を運航している高速バスのターミナルは、少し離れたところにあります。
高速バスターミナルの地図

コロニアル・デル・サクラメントのフェリーと観光バスのターミナル
ターミナルに待機するツアーバス

↓↓↓↓ ウルグアイの国内高速バスの情報は、こちらの記事が参考になればと思います。

ウルグアイ旅行・国内高速バス「COT BUS」【ウルグアイ】国内の交通手段~長距離バス『COT BUS』に乗ったレポート

5. おわりに

今回の記事では、アルゼンチンのブエノスアイレスと、ウルグアイのコロニア・デル・サクラメントを結ぶフェリーについて情報をシェアしてみました。

予約、チェックイン、出入国手続き、特に問題なくスムーズな旅でした。

次回の記事では、世界遺産の街並が残る、コロニア・デル・サクラメントの街の様子を紹介してみようと思います。お楽しみに☆

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