【ドイツ】ミュンヘン観光:活気あふれるバイエルンの古都を散策!

ミュンヘンを流れるイザール川。

ドイツ第三の都市ミュンヘン。バイエルン州の州都です。ミュンヘンオリンピックや、世界最大のビール祭りである「オクトーバーフェスト(Oktoberfest) 」などで耳にされる方も多いのではないでしょうか。

ミュンヘンは1158年にできた街で、もともとは塩の貿易で栄えた街なんだとか。1500年代にはバイエルンの首都として栄え、政治や芸術の中心となりました。今でも、バイエルン王国の古い町並みや宮廷文化の名残を見ることができます。

今回の記事では、2泊3日のミュンヘン観光の様子をシェアしてみようと思います。モダンな都市でありながら、古都を思わせる街並みや建築も美しく、街を歩いているだけで素晴らしい芸術に触れることができます。ぜひ行って欲しいオススメの都市です。


1. ミュンヘンの観光名所まとめ

ミュンヘンの観光名所のほとんどは旧市街に集中していて、歩いて回ることができます。下のリストでも⑤以外はすべて徒歩圏内です。

ミュンヘンの見どころ一覧
  1. マリエン広場周辺 [map]
    • 市庁舎の仕掛け時計 [map]
    • おもちゃ博物館 [map]
    • 聖ペーター教会 [map]
  2. ヴィクトアリエンマルクト[map]
  3. レジデンツ [map]
  4. 英国庭園 [map]
    • 日本式茶室 [map]
    • サーフィンの名所 [map]
  5. ミュンヘン近郊の見どころ
    • ニンフェンブルク城 [map]
    • BMW博物館 [map]

① マリエン広場周辺

ミュンヘンの中心、マリエン広場
マリエン広場と市庁舎

ミュンヘンに到着したら、まず立ち寄って欲しいんのがマリエン広場。街のシンボル的な場所で、立派な市庁舎と広場を中心に、たくさんの人やショップで賑わいます。観光案内所もあるので観光のはじめに情報収集に尋ねてみてもいいと思います。案内所には日本語話せる人もいましたよ。
マリエン広場地図

➤新市庁舎の仕掛け時計

ネオゴシック様式の新市庁舎は、装飾に目がクラクラしてしまう立派な建物です。中央部の塔にはドイツ最大の仕掛け時計があって、11:00、12:00と、17:00(3月~10月)に人形たちが動きだします。
新市庁舎の地図

市庁舎の中には観光案内所があります。入り口はマリエン広場に面しているので、すぐわかると思います。
観光案内所の地図

➤おもちゃ博物館(旧市庁舎)

ミュンヘンの旧市庁舎にあるおもちゃ博物館。
おもちゃ博物館入り口

マリエン広場の一角には、中世を思わせるような旧市庁舎の建物があります。旧市庁舎の中にはおもちゃ博物館があります。入場料は4€はだったかな?シュタイフ社のテディーベアやアンティークのおもちゃがたくさん展示してあります。
旧市庁舎の地図

ミュンヘンの旧市庁舎にあるおもちゃ博物館。シュタイフ社のアンティークテディベアの展示もある。
テディーベアコレクション♥

ミュンヘンの旧市庁舎にあるおもちゃ博物館。アンティークやブリキのおもちゃの展示。
かわいいアンティークのおもちゃ

➤聖ペーター教会

マリエン広場のすぐ南にあるペーター教会は、11世紀前半からある、ミュンヘンで一番古い教会。302段の木の階段で塔にで上れるということだったのですが、工事中で上れませんでした… 残念。
聖ペーター教会の地図

ミュンヘン最古の教会、聖ペーター教会(St. Peter's Church)

ミュンヘンで一番古い教会、聖ペーター教会(St. Peter's Church)

② ヴィクトアリエンマルクト
Viktualienmarkt

ここは絶対行ってください!とっても楽しいマーケットです。マリエン広場から南へ歩いてすぐです。
マーケットの地図

ミュンヘンの市場、ヴィクトアリエンマルクト。

新鮮な野菜や果物からストリートフードまで様々な地元の食材を見たり買ったりすることができます。主に食料品の市場ですが、植物や雑貨を売っているお店もちらほらありました。

ミュンヘンのマーケット、ヴィクトアリエンマルクト。
開店準備中

ミュンヘンの市場、ヴィクトアリエンマルクト。5月が旬の白アスパラガス。
5月が旬の白アスパラガス

午前9時ごろからちらほら店舗が開き始め、昼頃には大賑わい。皆さん、ビールを飲みながら軽いランチやおつまみを楽しんでいました。私たちもランチタイム~。シーフードのストリートフードが珍しかったので試してみました。寿司も売ってましたよ。

ミュンヘンの市場、ヴィクトアリエンマルクト。シーフードレストランもある。

ミュンヘンの市場、ヴィクトアリエンマルクトでシーフードのランチ。

ダイニングエリアも充実していて、自由に座れるベンチやテーブルがたくさん設置してあります。いろんなお店で好きな物をあれこれ買ってきてシェアして食べるのも楽しいですよね☆

ミュンヘンの市場、ヴィクトアリエンマルクト。ダイニングエリアも充実。。

ミュンヘンのマーケット、ヴィクトアリエンマルクト。テーブルも多数設置っされている。

③ レジデンツ

ミュンヘンのレジデンツ。

バイエルン王家のヴィッテルスバッハ家の宮殿で、1385年に建設が開始。その後増改築が繰り返されて、ルネサンス、バロック、ロココなどいろいろな様式を取り入れた複雑な造りになっています。宮殿の中はきらびやかで繊細な装飾がびっしり!目がくらみます。
レジデンツの地図

ミュンヘンのレジデンツ。アンティクヴィリウム。Antiquarium
アンティクヴィリウム

ミュンヘンのレジデンツ。バイエルンの王冠。
バイエルンの王冠

レジデンツの西側、レジデンツ通りにある門には、1対のライオン像が建っています。ライオンが持っている楯を撫でると、幸せが訪れるという言い伝えがあるので、みんなの真似をして撫でてみましょう。

ミュンヘンのレジデンツ。幸せを呼ぶライオン像。
幸せを呼ぶライオン像

レジデンツに隣接するのは、バイエルン州立歌劇場。芸術を愛したマクシミリアン1世が1811~18年にかけて建てたオペラ劇場です。レジデンツの広場の周りは、高級ブティックや、おしゃれなレストランで賑わっています。

ミュンヘンのレジデンツ前。バイエルン州立歌劇場。
バイエルン州立歌劇場

ミュンヘンのレジデンツ前の広場(Max Joseph Platz)
レジデンツ前のカフェとショップ

④ 英国庭園
Englischer Garten

ミュンヘンの英国庭園。Englischer Garten

都会のど真ん中に森!街中にいることを忘れてしまうような、広大な英国スタイルの公園です。市街地にある都市公園としては世界最大級の公園なんだそうです。 犬の散歩やジョギングをしている地元の人が行き交います。
英国庭園の地図

私たちは、レジデンツが10時に開くのを待っている間に、散歩がてら行ってみました。公園内を流れる小川に沿って歩道があり、鳥の鳴き声や小川の流れが絶えず聴こえてきます。朝の森の香りがすごく気持ちが良くて、マイナスイオンをバリバリに浴びることができたと思います。

公園内に大きなビアガーデンもあるので、遅い時間に来ても楽しめそうです。

ミュンヘンの英国庭園を流れる小川。
川のせせらぎがリフレッシング☆

➤英国庭園に日本の茶室が!

日本の茶室もありました。閉まってましたけど。
茶室の地図

ミュンヘンの英国庭園にある日本式茶室、Kanshoan。

ミュンヘンの英国庭園にある日本式茶室、Kanshoan。

➤ミュンヘン名物のサーフィン

それから、英国庭園内でちょっとした観光名物になっているのが、こちら。。。川でサーフィン!?
サーフィンの名所の地図

海のないミュンヘンの、川の激流を利用したサーフィン名所です。アメリカのガイドブックなどにも紹介してあります。ビデオ短くてごめんなさい。

⑤ ミュンヘン近郊の見どころ

ミュンヘン近郊に行ってみたい観光スポットがいくつかあったのですが、今回は時間が無くていけませんでした。

徒歩では無理なので、公共交通機関かタクシーを使うことになります。市内を巡る観光バスを利用すると効率よく回れると観光案内所のおじさんが言っていました。

➤ニンフェンブルク城

ニンフェンブルク城ホームページ
地図

ミュンヘン近郊のニンフェンブルク城。ヴィッテルスバッハ家の夏の離宮だった。

Image by Chris Frenzel from Pixabay

ヴィッテルスバッハ家の夏の離宮。「妖精の城」と呼ばれ、広大な敷地に様々な様式の美しいお城や庭園が造られています。

実は、第二次世界大戦の被害により、ミュンヘン中心部の建物のほとんどはレプリカなんですが、このニンフェンブルク城は、市街地から離れていたために被害を逃れ、オリジナルの状態で残っているお城です。

➤BMW Welt

BMW Welt ホームページ
地図

ミュンヘンのBMW博物館、BMWワールド。

Image by Michael Siebert from Pixabay

オリンピック公園の近くにある、BMWの本社と博物館。すごく行きたかったんですが、時間切れ。またいけるといいなぁ。

BMWの本社ビルは、エンジンのシリンダーの形をした4本の高層ビルになっていて、4気筒ビルと呼ばれているんだそうです。

ミュンヘンのBMW本社の4気筒ビルと、BMW博物館。

Image by Michael Siebert from Pixabay

その他、新車の展示が行われている巨大ショールームや、博物館、レストランやショップなども充実しているみたいですよ。

2. ミュンヘンの交通手段

ミュンヘンの観光名所のほとんどはマリエン広場やレジデンツのある旧市街に集中していて、旧市街だけなら徒歩で一日で回れてしまいます。

英国庭園は旧市街のすぐ北東なので、入り口までは歩いて行けますが、公園の端から端まで4キロあるそうなので、行く場所によっては車の方がよいかもしれません。

私たちは、ホテルから英国庭園に行くときに、一度だけUber(ウーバー)利用しましたが、残りの名所はすべて徒歩で観光できました。Uber は問題なく使えました。

➤Hop On Hop Off Bus

欧米の観光都市ではよく見かける Hop On Hop Off Bus 。写真はフランクフルトで撮影したものですが、ミュンヘンにもあります。

ドイツ・フランクフルト・ミュンヘンの乗り降り自由の観光バス。

二階建てのバスが、市内の各観光スポットに泊まりながら巡回していて、一日中乗り降り自由です。ミュンヘンのバスは、ヘッドホンで日本語のガイドもあるみたいです。ヘッドホンの質が悪かったなどのレビューもありますが、単純に移動手段としてとても便利だと思います。

ミュンヘンの Hop On Hop Off Busは下の2つの会社が運行していて、それぞれ赤いバスと青いバスを使っているので、自分が予約した会社の色のバスに乗りましょう。

  1. City Sightseeing Munich(赤いバス)
  2. Munich Hop On Hop Off Grayline(青いバス)

会社によって若干ルートが違いますが、基本的にどちらの会社も、旧市街のみを周る「内回りコース」と、旧市街+BMW博物館やニンフェンブルク城などを含む「外回りコース」の2つのルートを巡回しています。

下に、各バスのルートと停車地が載っているサイトのリンクを貼っておきます。
*赤バスの方は、サイト内の”Our Tour Map”という赤いボックスをクリックするとマップが見れます。
*青バスはルートマップが見れるのはPCサイトのみ。
赤バスのルート
青バスのルート

私もこのバスに乗ってみたくて、マリエン広場の観光案内所にチケットを購入しに行きました。観光案内のおじさんに、「時間の関係で旧市街しか観光できない」旨を伝えると、「旧市街だけ見る予定だったら、絶対に歩いて観光した方がいいから買わなくていい!」と強く歩くことを勧められ… 購入を断念。単純に「二階建て観光バスが楽しそうなので乗ってみたい」という願望があったのですけど… 仕方なく歩いて観光することとなりました。BMW博物館やニンフェンブルク城に行ってみたい方には絶対おすすめ!英国庭園にも停車します。

3. おわりに

今回の記事では、ミュンヘンとその周辺の観光スポットについてまとめてみました。初めてのドイツ旅行でしたが、ミュンヘンの人たちはとてもフレンドりー。昼間からビールを片手に陽気です。

ミュンヘンについて、他にも2つほど記事を書きましたので、下の関連記事から読んでみてください ♪