2019年秋の、イスラエル・ヨルダンの旅行記を書いています。
今日紹介するのは、「テルアビブ(Tel Aviv)」と「ヤッファ(Jaffa)」の2つの街。
「テルアビブ」は、20世紀から開発の始まった新しい都市で、イスラエルの事実上の首都。エルサレムに次いで2番目に人口の多い都市です。
イスラエル政府はエルサレムを首都としていますが、国際的に認められていないので、各国大使館等はテルアビブに置かれています。
*地図上のピンにカーソルを当てると、地名が表示されます。
「ヤッファ」は、テルアビブのすぐ南にあり、昔から港町として栄えた古い街です。1950年にテルアビブに合併されました。
今回は1日だけしか観光する時間がありませんでしたが、回れた分だけ情報をシェアしてみたいと思います。
1. テルアビブの中心地
① ディゼンゴフ広場
Dizengoff Square
こちらは街の中心部にある、ディゼンゴフ広場。
→ ディゼンゴフ広場の地図
噴水があって、綺麗で近代的な空間。
② 世界のフードフェア
ディゼンゴフ広場のすぐ南に、「ディゼンゴフ・センター」というショッピングモールがあります。
→ ディゼンゴフ・センターの地図
モールでは毎週金曜日に、インターナショナル・フード・フェアをやっているそうなので、行ってみました。
モールは、道路を挟んで東と西に分かれているのですが、フードフェアは東側の別館で行われていました。
モールの一角の2~3フロアを使って、いろんな国の料理屋さんが屋台を出しています。
中東料理のお店が多いですが、イタリアンやフレンチ、ケーキ屋さんなどもありました。小さなスプーンで試食させてくれるお店も多いので、いろいろ試せて楽しいです。
どの店の料理もおいしそうで、何を食べるかかなり迷いましたが、イラン料理を売ってるお兄ちゃんたちがフレンドリーで気に入ったので、ランチはイラン料理に。
試食サンプルをいっぱいくれたので、食べる前からすでにお腹いっぱいでしたが、とってもおいしかったです。2種類のライス料理と、牛ひき肉が詰まった揚げ物。
③ ロスチャイルド通り
Rothschild Boulevard
「ロスチャイルド通り」という道を歩いてみました。この通りは、テルアビブでも最も古い通りの一つなのだとか。
→ ロスチャイルド通りの地図
特徴的なのは、道路の真ん中は街路樹や公園になっていて、その両脇に歩道と自転車用通路、一番外側を車両が走るようになっています。
ロスチャイルド通り沿いには、レストランやバーなどが並びます。世界遺産「White City (テルアビブの白い都市)」の一部となっている歴史的な建物もいくつかあり、観光名所のひとつとなっています。
2. カリメル市場
Carmel Market
カリメル市場というローカルマーケットに来てみました。ものすごい人の数で、歩くのがやっと….。
→ カリメル市場の地図
食料品や日用品のお店がたくさんありました。
カリメル市場の南の「Nahalat Binyamin 通り」には、地元のアーティストたちがお店を出していて、こちらの方が楽しかったです。
→ Nahalat Binyamin 通りの地図
カルメル市場は毎日やってると思うんですが、アートマーケットは毎日やってるものなのかどうかはわかりません。ちなみに、この日は金曜日。
イスラエルの風景画を描いているおじさん。すごく綺麗な絵でした。気に入った絵が何枚かあったんですが、結局買わずじまい。やっぱり買えばよかった….😑😑😑
3. ネヴェ・ツェデク
Neve Tzedek
「ネヴェ・ツェデク地区」は、テルアビブで最も早く開発が始まったエリアで、20世紀初期の風情が残っています。ブティックやアトリエなど、古い建物を改装したお洒落なお店が多く見られる地区です。
→ ネヴェ・ツェデク地区の地図
ネヴェ・ツェデクで大人気のジェラート屋さん「アニータ」で休憩。
→ アニータの地図
店の外も中も、たくさんの人で賑わっていました。
かわいいお店です。
ラズベリー・マンゴー・チョコレート…. 迷った挙句、全部買っちゃった~🍨。
4. テルアビブのビーチ
テルアビブの海岸沿いは、北から南まで遊歩道が整備されていて、地元の人がお散歩やジョギングなどを楽しんでいます。ちなみにテルアビブから見える海は地中海です。
ビーチはたくさんありますが、立ち寄ったものを2つ紹介しておきます。
① Fishman Beach
Fishman Beachは、テルアビブの北の方にあるビーチです。
→ Fishman Beach の地図
Fishman Beachは、テルアビブの中心部に近く、ビーチ沿いにヒルトンやシェラトンのような大型チェーンホテルが並んでいます。
② Charles Clore Beach
Charles Clore Beachはテルアビブの南の方にあるビーチ。ビーチ沿いに公園があってきれいです。
→ Charles Clore Beach の地図
北にはテルアビブの高層ビル群が、南にはヤッファの港が見えます。
5. ヤッファ(Jaffa)
ヤッファは、4000年以上も昔からある古い港町なのだそうですが、1950年にテルアビブ市と合併しました。
ヤッファの旧市街(Old Jaffa)は、古いヤッフォの街並みが残っている地域で、観光名所となっています。
→ ヤッファ旧市街の地図
① ヤッファ港
テルアビブから、海岸線に沿ってヤッファ港まで歩いてみました。
ヤッファ港の少し手前に、海岸沿いから「アンドロメダの岩」というのが見えました。
→ アンドロメダの岩の地図
ギリシャ神話のアンドロメダが、生贄となるために縛り付けられたと言われる岩です。
こちらがヤッファ港。
→ ヤッファ港の地図
古い街並みが美しく、観光客で賑わっています。お洒落なアートのお店なども多く、お土産選びに来るのも楽しいかも。
港には、大繁盛のフィッシュ&チップス屋さんがありました。
→ フィッシュ&チップスの地図
普通のフィッシュ&チップスは、綺麗にさばいた魚を揚げてありますが、ここでは、地元で捕れた魚を丸ごと揚げてくれるみたいです。
いろんな魚から選べます。
二度目のランチ…. 😅
② 聖ペテロ教会周辺
St. Peter’s church
ヤッファ港を見下ろす丘の上にある「聖ペトロ教会」。イエスの弟子、聖ペトロを記念して建てられた教会なのだとか。現在の建物は19世紀に建てられたもので、ゴシック様式の美しい教会です。
→ 聖ペトロ教会の地図
教会の前には「ケドゥミーム広場(Kedumim Square)」という広場があって、お土産屋さんやレストランなどがあります。
③ ヤッファの中心地
ヤッファ港の少し東に、ヤッファの街があります。シンボルの時計塔の周りに街が広がっています。情緒ある古い街並み。
→ 時計塔の地図
ヤッファの街の様子
人気のベーカリー「アブラフィア(Aboulafia)」。
→ ベーカリーの地図
ヤッファの街の中には、観光名所となっている蚤の市があるようです。私たちが行ったときは、店じまいが始まっていました。
→ 蚤の市の地図
朝からずいぶん歩き回ったので、帰りは、ヤッファの街からテルアビブのホテルまで、タクシーで帰りました。
約2週間のヨルダン・イスラエル旅行も、この日で最終日。この日の夜中の便で帰国しました。
6. おわりに
今回の記事では、テルアビブとヤッファの観光名所をまとめてみました。
テルアビブは、20世紀に入ってから開発の進んだ街なので、歴史的な観光地はあまりありません。大都市なので、シティーライフを楽しむには楽しそう街でした。レストラン・ショップ・博物館・芸術や音楽鑑賞などの施設は充実しているので、もう数日滞在できれば、レビューの良いお店を巡ったりして楽しめたのかなと思います。
ヤッファの古い街並みの方が情緒があり、観光目的ならば、ヤッファの方が楽しかと思います。
次の記事では、2週間の旅行中に食べた美味しいものを紹介したいと思います。お楽しみに~☆
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