【ドイツ】ヴュルツブルク観光~マイン川沿いの美しい街

ドイツ・ヴュルツブルク・ロマンチック街道の始点。

ロマンチック街道の始点としても知られているヴュルツブルク。マイン川の両岸に赤い屋根の街並みが広がる、美しい街です。

今回のドイツ旅行では、ヴュルツブルクに2泊。主な見どころをまとめてみましたのでシェアしたいと思います。


1. ヴュルツブルクの見どころ

ヴュルツブルクは、この地域にキリスト教を広めた「聖キリアン」の殉教地であり、司教領として栄えた街です。8世紀からカトリックの司教座がおかれ、歴代の司教領主がこの地を治めてきました。

ほかにも、日本に西洋医学を伝えた「シーボルト」の出身地であったり、1901年にヴュルツブルク大学で研究をしていた「レントゲン」がX線を発見したことでも知られています。

旧市街は古い町並みを残しながらも、街自体は結構都会で交通量も多かったです。ヴュルツブルク大学があるので学生さんも多いそうです。

観光のハイライトは、世界遺産の「レジデンツ(宮殿)」と、「マリエンベルク要塞」。見どころは街の中心地に集中しているので、観光名所だけだったら、徒歩で1日で見て回れます。

*ピンクのサークル部分が旧市街。ピンにカーソルを当てると、場所の名前が表示されます。

① アルテ・マイン橋

マイン川架かる「アルテ・マイン橋」という橋があって、歩行者天国になっていて、川を眺められるオシャレなカフェやレストランが並んでいます。

ヴュルツブルクのアルテ・マイン橋
アルテ・マイン橋

② 橋の東は旧市街

アルテ・マイン橋の東が旧市街。古い町並みが残り、街の中心として賑わっています。レジデンツも旧市街にあります。

下の写真は、アルテ・マイン橋のすぐ東。正面はに見えている2本の塔は、大聖堂

ヴュルツブルクの中心地。大聖堂とマルクト広場。
アルテ・マイン橋の東

こちらはマルクト広場周辺。市場や出店で賑わっています。朝早く撮った写真なのでまだお店が開いてませんけど。左の建物はカトリック教会の「マリエンカペレ」。右の建物はヴュルツブルクの観光案内所です。

ヴュルツブルクのマルクト広場。観光案内所とマリエンカペレ。
マルクト広場周辺

旧市街には、トロリーが走っていました。

ヴュルツブルクの中心地、旧市街。

③ 橋の西には要塞

アルテ・マイン橋の西の丘の上に、マリエンベルク要塞があります。橋から要塞までは、坂道を上りながら徒歩30分くらいだそうです。

ヴュルツブルクのアルテ・マイン橋から眺めるマリエンベルク要塞
アルテ・マイン橋から見える
マリエンベルク要塞

2. レジデンツ(世界遺産)

世界遺産、ヴュルツブルクのレジデンツ(司教宮殿)

レジデンツは、1720~1744年に建築された大司教の宮殿です。ものすごく豪華で美しい宮殿でクラクラしました。
レジデンツの地図

ヴュルツブルクの領主司教は、13世紀からマリエンベルク要塞に住んでいました。18世紀ごろから政局が安定し、要塞が必要なくなると、街の中に豪華な宮殿を建てて住むようになったそうです。

ヴュルツブルクのレジデンツ。駐車場あり。
駐車場あり

ヴュルツブルクのレジデンツ(司教宮殿)入り口。
レジデンツ入り口

宮殿は「バルタザール・ノイマン」による設計。ドイツのバロック建築の代表作で、ヨーロッパでも屈指の宮殿なのだそうです。

レジデンツでは、宮殿の中や庭園を見て回ることができます。宮殿内の撮影は禁止だったので写真はないんですが、豪華な装飾が建物の隅々まで施され、素晴らしかったです。

庭園も素晴らしかったので、お散歩してみてください。

世界遺産、ヴュルツブルクのレジデンツ(司教宮殿)。庭園が美しい。
レジデンツ庭園

ヴュルツブルクのレジデンツ(司教宮殿)の庭園。
レジデンツのバラ園

3. マリエンベルク要塞

13世紀~18世紀に、ヴュルツブルク大司教が使用していた要塞兼居城。要塞内の庭園から、ヴュルツブルクの街が一望できるのでフォトスポットとしてもおすすめです。
マリエンベルク要塞の地図

行きはタクシーで、帰りは徒歩で帰ってきました。旧市街からだと、行きは上り坂なので、徒歩30分くらいかかるそうです。帰りは徒歩で15分くらいで帰ってこれました。

タクシーは、アルテ・マイン橋の東の橋のたもとにたくさん泊まっていました。片道10ユーロくらいだったと思います。

ヴュルツブルク、アルテ・マイン橋周辺。
アルテ・マイン橋の東のタクシー乗り場

こちらはマリエンベルク要塞の本城への入り口、シェーレンベルク門。1482年に建てられました。

ヴュルツブルクのマリエンベルク要塞。中世に建てられたシェレンベルク門。
シェーレンベルク門

門をくぐると、①702年に建てられた「マリエン教会」、②1200年ごろ建てられた42メートルの主塔「ベルクフリート」、③「領主博物館」があります。

ヴュルツブルクのマリエンベルク要塞。領主博物館。

マリエン教会の傍に小さな通路があって、庭園に通じています。

ヴュルツブルクのマリエンベルク要塞。マリエン教会。

ヴュルツブルクのマリエンベルク要塞。領主の庭園への抜け道。

ヴュルツブルクのマリエンベルク要塞。領主の庭園への通路。

通路を抜けると、絶景の「領主の庭園」。ヴュルツブルクの街が一望できます。街の赤い屋根が綺麗~。

マリエンベルク要塞。領主の庭園からのヴュルツブルクの街の眺め。

ヴュルツブルクのマリエンベルク要塞。領主の庭園。

丘の斜面にはブドウ畑。ヴュルツブルクの周辺は「フランケン地方」といって、フランケンワインの産地でもあります。

マリエンベルク要塞。領主の庭園の展望台。

マリエンベルク要塞から眺めるヴュルツブルクの赤い街。

庭園のバラがきれいでした。

マリエンベルク要塞。領主の庭園のバラ。

帰りは徒歩で要塞を下り、15分くらいで旧市街に戻ってこれました。

マリエンベルク要塞からヴュルツブルクの街へ続く坂道。

4. モーツァルト音楽祭

ヴュルツブルクでは、毎年5月末から約4週間、モーツァルト音楽祭が開催されます。1921年から続く歴史ある音楽祭なのだそうで、世界各国から演奏家を招いて、街中のいろいろなところで演奏会が行われます。

今回の旅行の日程が音楽祭と重なり、幸運なことに音楽祭に参加することができました。街のあちらこちらに音楽が響く一か月間の音楽祭♪ すごく良かったです☆

次回の記事では、モーツァルト音楽祭についての情報をシェアしてみようと思います。興味のある方は、下の関連記事からご覧ください。