2019年秋の、ヨルダン・イスラエル旅行の記事を書いています。
今日紹介するのは、ヨルダン南部の砂漠地帯にある「Wadi Rum(ワディ・ラム)」という地域。
ワディ・ラムでは、ラクダやオフロード車で砂漠の名所を巡ったり、砂漠の遊牧民「ベドウィン」の伝統的なキャンプを体験することができ、ヨルダンでは大人気の観光地となっています。
今回は時間が無くてキャンプには参加できませんでしたが、3時間のジープツアーに参加してきたので、紹介してみたいと思います。
1. ワディ・ラムの位置
ワディ・ラムは、ヨルダン南部の砂漠地帯にあります。下の地図のピンクのサークルで囲んだあたりです。世界遺産の「ペトラ遺跡」からは、車で南に1時間半くらいの距離です。
*地図上のピンにカーソルを当てると地名が表示されます。
ワディ・ラムは、ヨルダンの自然保護区に指定されていて、ワディ・ラムの自然や、ベドウィンの生活習慣が保護されながら観光業が営まれています。「Bedouin(ベドウィン)」とは、昔からアラブの砂漠に住む遊牧民のことです。
私たちはこの日の朝、ペトラで宿泊していた宿に送迎をお願いして、ワディ・ラムまで連れてきてもらいました。
ワディ・ラム地区に入るには、まずビジターセンターで5JD(=約750円)を払います。パスポートが必要だったような….。
ワディ・ラムの街では、現地のツアーのスタッフが待っていてくれました。この車の荷台に乗って、砂漠ツアーに出発 ♪
2. 砂漠ツアーのレポート
私たちが参加したのは、約3時間のツアー。車でワディ・ラム砂漠の中にある名所を巡ってくれます。
車に乗っているだけではなくて、巨大な岩山によじ登ったりするので、想像していたより過酷なツアーでした….😅。スカートは絶対やめた方がいいです。靴もスニーカーがいいと思います。
それから、太陽ギラギラ 🌞🌞🌞 なので、日焼け・日よけ対策、水などは用意しておいた方がいいと思います。いったん砂漠に出るとお店はありません。
街を出発し、数分走るだけで、奇岩と砂だけの砂漠の景色。
たまに、ベドウィン風のテントが見えます。一泊のツアーに申し込むと、ベドウィンキャンプで、伝統料理や文化の体験ができるようです。夜は星空が綺麗だそうです。
途中で、あるベドウィンキャンプに停車。
このキャンプに宿泊しているドイツ人の女の子2人が乗ってきて、4人でツアーすることになりました。
① ウンム・フルース石橋
Um Frouth Rock Bridge
最初に連れて行ってもらったのは、自然の風化によってできた石橋。
階段や、手すりなど一切ありません。しかも砂で滑る~。死を覚悟で上りました….💀。
② 岩山のビューポイント(名前忘れた)
ここは名前を忘れてしまいましたが、大きな岩山のてっぺんから砂漠を見渡せるビューポイント。この岩は比較的登り降りしやすかったです。
ここにもミニ石橋があって、記念撮影。
③ ハザリ渓谷
Khazali Canyon
1650m の岩山がそびえるハザリ渓谷。さすがにこの岩山は登りません…. ロッククライミングをする人はいるそうです。
それよりもここは、この岩の割れ目に入っていくことができて、岩肌に先史時代の壁画や、昔の人が書いた文字が刻まれているのを見ることができます。
昔の人が書いた動物の絵。
④ 巨大な砂山
Sand Dunes
ワディ・ラムは、砂の砂漠というよりかは、奇岩がゴツゴツしていて火星にでも来たような景色なのですが、たまに巨大な砂の山があります。
ここでは、砂山をよじ登ります。私は裸足になって登りました。
スナボ?してる人もいました….。クリエイティブ~😅。
⑤ ロレンスの泉
Laurence’s Spring
最後は、ロレンスの泉。「岩山の中腹の木が生えてるあたりに、泉があるから登ってこい」と言われました。ここが一番しんどかった気がします….。
言われた通り、泉が湧いていて、植物も少し育っていました。
泉からの眺め。
泉からの水は、ラクダの休憩に使われてました。
ロレンスの泉のあとは、ワディ・ラムの街まで送ってもらいました。3時間の予定でしたが、ゆっくり回り過ぎて4時間かかりました。
もう一泊あったら、キャンプや星空観測などもやってみたかったなと思いました。
3. ワディ・ラムツアーの予約情報
「Veltra(ベルトラ)」と、「トリップアドバイザー」のワディ・ラムツアーのリンクを貼っておきます。
■ Veltra
「Veltra」は、日本の大手オプショナルツアー会社です。日本語が選べるツアーが多く、日本語サポートもしっかりしています。
ワディ・ラム単独のツアーは無いようで、アンマン発のヨルダン周遊ツアーに組み込まれているようです。
→ ワディ・ラムツアー
■ トリップアドバイザー
「トリップアドバイザー」は世界最大の旅行レビューサイト。このサイトで高評価のツアーは、私もよく利用します。
英語のツアーになる可能性が高いと思いますが、ワディ・ラム単独のツアーもあるし、出発地の選択肢も多いです。現地集合のツアーの場合、ワディ・ラムまでは自力で行くことになります。
→ トリップアドバイザーのツアー
■ オーダーメイドツアー
ちなみに私たちは、ペトラで宿泊していた宿が日帰りツアーを手配してくれて、送迎も付けてくれました。興味のある方は ☛こちらの記事 に詳細を書いています。
宿泊中のホテルなどに相談してみると、良いツアーを勧めてくれるかもしれません。
4. おわりに
今回は、ヨルダンの砂漠「ワディ・ラム」について書いてみました。
砂漠の景色を満喫したり、ベドウィンの文化に触れることができたりと、とても貴重な経験でした。人気の観光スポットなので、ヨルダンに行かれる機会があればぜひ行ってみてください。
運動量の多いツアーなので、動きやすい服装、涼しい服装がおすすめです。日差し対策も忘れずに。
この日は、ワディ・ラムのツアーを終えた後、ヨルダンとイスラエルの国境まで送ってもらい、バスでエルサレムへ向かいました。
次回の記事は、国境越えの情報を書いてみたいと思います。お楽しみに~☆
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