【ヨルダン】アンマンのグルメ①:ストリートフード・軽食・デザート

ヨルダンの首都・アンマンのストリートフード

中東料理が大好きな私たち。アンマンは首都なだけあって、ストリートフードから高級レストランまで、中東料理のバラエティーがたくさん。2日半しかなのに、食べたいものが多すぎて大変でした。

今回の記事では、アンマン滞在中に食べたストリートフードや、ユニークなカフェ、中東のデザートなどを紹介したいと思います。

ちなみに、紹介しているお店はどれも、トリップアドバイザーやグーグルでのレビューがとてもいいお店です。


1. シャワルマ

ヨルダンの第一食目は「シャワルマ」。

ヨルダンには深夜近くに到着したのですが、ホテルのそばに、評判の良いシャワルマのお店があって、遅くまで営業しているというので、行ってみることに。

夜遅いというのに、なにやら人だかりが….

ヨルダンの首都アンマン。シャワルマのレストラン「Shawerma Reem」。

なにかと思って近づいてみると、まさにこちらがシャワルマの人気店「Shawerma Reem」でした。夜でもたくさんお客さん来るんですね。テイクアウトのみのお店です。
Shawerma Reem の地図
トリップアドバイザーのレビュー

ヨルダンの首都アンマン。シャワルマのレストラン「Shawerma Reem」。

「シャワルマ」は中東の肉料理の一種。スライスした肉を、串に突き刺しながら重ねて肉の塊を作り、串をクルクル回しながら焼きます。
シャワルマの説明(ウィキペディア)

ヨルダンの首都アンマン。シャワルマのレストラン「Shawerma Reem」。
↑↑↑ 串にささっている
肉の塊がシャワルマ

外側の焼けた部分から肉をそぎ落としてスライスにし、ピタみたいなのに巻いて、ラップサンドイッチにして食べることが多いです。

トルコ料理のドネルケバブや、ギリシャ料理のギロピタなども、似たような料理です。

ヨルダン第一食目~ 😍

ヨルダンの首都アンマン。シャワルマのレストラン「Shawerma Reem」。

やっぱり本場は美味しい ♪ シャワルマ1個 1DJ (= 150円)でした。

ヨルダンの首都アンマン。シャワルマのレストラン「Shawerma Reem」。

2. 朝食ピザ・マナキーシュ

次の日は、朝からピザ。「マナキーシュ」という中東風ピザを食べに行きました。朝食としてよく食べられるんだそうです。

やってきたのは、「B Lebanese Pastries」というパン屋さん。青のペイントが目印。
お店のホームページ
お店の地図
トリップアドバイザーのレビュー

アンマンのレバノン風ベーカリー「B Lebanese Pastries」

店内はカジュアルな感じ。広くないですが、カウンター席がいくつかあります。

アンマンのレバノン風ベーカリー「B Lebanese Pastries」

アンマンのレバノン風ベーカリー「B Lebanese Pastries」

こちらが「マナキーシュ」です。「マナイーシ」ということもあるようです。

中東風ピザ・マナキーシュ

薄いピザ風の生地に、ザタール(ハーブベースのふりかけみたいなもの)と、チーズやひき肉などをトッピングして焼いたもの。
マナキーシュの説明(ウィキペディア)

中東風ピザ・マナキーシュ

英語のメニューもありました。英語では「Manakish」「man’ousheh」とかいくつか呼び方があるようです。

アンマンのレバノン風ベーカリー「B Lebanese Pastries」。メニュー。

いろいろなトッピングがあったのですが、私たちは定番といわれる「タイム&チーズ (Thyme & Cheese)」というのを選びました。お値段は、2JD(=約300円)です。

普通のピザみたいに重たくなくて、朝食にはぴったりです。あと、チーズはモッツアレラチーズに似ているのですが、の~び、の~び、で全然切れなくておもしろかったです。なんていうチーズだろ?

3. 旧市街のストリートレストラン

旧市街(ダウンタウン)はアンマン観光の中心です。イスラム風の街並みや楽しいマーケット(スーク)の他、ローマ帝国時代の遺跡が残っています。

アンマン観光の記事は、こちらからどうぞ。

ヨルダン・アンマン観光名所と見どころ【ヨルダン】アンマンの見どころと観光名所まとめ

ダウンタウンで評判の良い「Hashem」というレストランに行ってみました。
Hashem Restaurant の地図
トリップアドバイザーのレビュー

ヨルダン・アンマンダウンタウンのローカルレストラン。

ヨルダン・アンマンダウンタウンの中東料理レストラン

中東料理のファーストフードレストランという感じでしょうか。ビルの隙間につくったようなレストランなんですが、地元の人で大賑わい。しかも24時間営業だそうです。

料理の種類は数品しかないようで、どのテーブルにも同じようなものが置かれていました。これ全部で、5JD (=約750円)。

ヨルダンの首都アンマンのストリートフード

たぶんメニューすらなかったような….。行かれる場合は、食べたいものの名前か、写真かあらかじめ持っておくといいかも。私たちも、ほとんど店員さんに勧められるがままに持ってきてもらった感じでした。

こちらは「フムス(Hummus)」。ひよこ豆のペーストです。ピタパンをちぎって、フムスに付けて食べます。中東料理・地中海料理の定番です。
フムスの説明(ウィキペディア)

こちらは「ムタッバル(Moutabel)」。フムスに似ていますが、茄子のペーストです。

ヨルダン・アンマンダウンタウンのローカルレストラン「Hashem」。

こちらは「ファラフェル(Falafel)」。ひよこ豆やそら豆を潰したものにスパイスを混ぜて揚げたコロッケです。
ファラフェルの説明(ウィキペディア)

ヨルダン・アンマンダウンタウンのレストラン「Hashem」。ファラフェル。

4. ファラフェル・サンドイッチ

上に紹介した「ファラフェル(豆コロッケ)」をパンで挟んだ、「ファラフェル・サンドイッチ」で人気のお店があります。

こちらのお店は、旧市街(ダウンタウン)の少し西側の「レインボー通り」にあります。ショップやレストランが集まる賑やかな通りです。
レインボー通りの地図

ヨルダンの首都アンマンのレインボー通り

ヨルダンの首都アンマンのレインボー通り

こちらが有名店の「Al Quds Falafel」。
お店の地図
トリップアドバイザーのレビュー

アンマンのファラフェル・サンドイッチのお店「Al Quds Falafel」

店頭でファラフェルを揚げていますので、新鮮なのは間違いなし!お店は常に人が出入りしていてお客さんが絶えません。

アンマンのファラフェル・サンドイッチのお店「Al Quds Falafel」

アンマンのファラフェル・サンドイッチのお店「Al Quds Falafel」

こちらが話題のファラフェル・サンドイッチ。かわったパンなんですけど、外側がパリパリで、パニーニみたいです。

アンマンのファラフェル・サンドイッチのお店「Al Quds Falafel」

中身は、ファラフェルの他、トマトやピクルスなんかが入っています。白いソースは何でできているのか謎ですが、酸っぱいソースです。

アンマンのファラフェル・サンドイッチのお店「Al Quds Falafel」
少しはみ出したファラフェル

アンマンのファラフェル・サンドイッチのお店「Al Quds Falafel」
野菜と謎の白いソースも絶妙

クリスピーなパン、揚げたてサクサクなファラフェル、フレッシュな野菜とサワーソース。ジューシーさと、さっぱり感が絶妙です。

アンマンのファラフェル・サンドイッチのお店「Al Quds Falafel」

メニューは超シンプルで、サンドイッチが2種類しかないそうです。0.55JDのサンドイッチと、0.75JD のサンドイッチ。私たちはどちらのサンドイッチを注文したのか忘れてしまいましたが、どちらも100円前後です。

5. 自然派カフェ

次のおすすめは、ファラフェル・サンドイッチ屋さん「Al Quds Falafel」から歩いてすぐのところにある、「Wild Jordan Cafe(ワイルド・ヨルダン・カフェ)」です。「Wild Jordan Center」の建物の中にあります。
Wild Jordan Center の地図
トリップアドバイザーのレビュー

アンマンの「ワイルド・ヨルダン・カフェ(Wild Jordan Cafe)」

「Wild Jordan Center」は、王立自然保護協会の施設で、ヨルダンの自然を保護しながら、地元のツーリズムや自然保護区の人々の生活を支援するための活動を行っているみたいです。ギャラリー、イベントルーム、ギフトショップ、カフェなどが入っています。
Wild Jordan Center ホームページ

ギフトショップには、地元のアーティストの作品などが置かれています。ステキな工芸品もあったのでお土産探しにいいかもです。

アンマンの「ワイルド・ヨルダン・カフェ(Wild Jordan Cafe)」

アンマンの「ワイルド・ヨルダン・カフェ(Wild Jordan Cafe)」

カフェは地下にあるようなので、階段を下りていきます。

地下1階はファミリーカフェ。キッズも楽しめるような空間が用意されています。

アンマンの「ワイルド・ヨルダン・カフェ(Wild Jordan Cafe)」

アンマンの「ワイルド・ヨルダン・カフェ(Wild Jordan Cafe)」

地下2階から下がカフェです。インテリアはモダンでナチュラルなデザイン。店内は静かで落ち着いた雰囲気です。

アンマンの「ワイルド・ヨルダン・カフェ(Wild Jordan Cafe)」

アンマンの「ワイルド・ヨルダン・カフェ(Wild Jordan Cafe)」

アンマンの「ワイルド・ヨルダン・カフェ(Wild Jordan Cafe)」

カフェのメニューは、どちらかというと洋風です。どれもオーガニックとかナチュラル素材とか、健康志向店・自然志向のコンセプトっぽいです。英語メニューもありました。

アンマンの「ワイルド・ヨルダン・カフェ(Wild Jordan Cafe)」

私たちは、ファラフェル・サンドイッチを食べたばかりだったので、ドリンクのみ。トルコ風コーヒーと、フレッシュスムージー。お腹が空いていたら、朝食や軽食のメニューもあるみたいです。

アンマンの「ワイルド・ヨルダン・カフェ(Wild Jordan Cafe)」

このカフェは丘の上にあって、ダウンタウンを見下ろすことができます。向かいの丘の上には、観光名所の「アンマン城塞」も見えます。

アンマンの「ワイルド・ヨルダン・カフェ(Wild Jordan Cafe)」
カフェから見えるアンマン城塞

ヨルダンのアンマン城塞(シタデル)・ヘラクレス神殿
アンマン城塞のヘラクレス神殿

外にもテーブルがあって、ペットとも一緒に過ごせます。屋根は再利用のペットボトルのラベル。さすが自然志向….。

アンマンの「ワイルド・ヨルダン・カフェ(Wild Jordan Cafe)」

アンマンの「ワイルド・ヨルダン・カフェ(Wild Jordan Cafe)」

お料理は洋風なので、珍しいものは出てきませんが、眺めが良いのと、自然保護のコンセプトがおもしろいカフェなので紹介してみました。

6. カナーフェとデザート

最後に紹介するのは、中東でポピュラーな「カナーフェ」というお菓子。「クナーファ」ともいうみたいです。英語だと「kanafeh, kunafeh, kunafa, knafeh」いろいろな書き方があるみたいです。

「カナーフェ」は、とろけたチーズとペーストリー生地のレイヤーの上に、ピスタチオなどのナッツと、シロップをかけたもの。

中東のお菓子って、すごく甘~いんですけど、なぜかクセになってまた食べたくなります。カナーフェも基本甘いですが、チーズの微妙なしょっぱさが加わって、不思議な美味しさです。

2つのお菓子屋さんでカナーフェを食べてみました。

① Habibah Sweets
(ハビーバ・スイーツ)

「アンマンのカナーフェと言えばココ!」というくらい有名なお店で、1951年創業の老舗。アンマンに何店舗かあるようですが、いつも行列ができるダウンタウンのお店を紹介します。
Habibah Sweets の地図
トリップアドバイザーのレビュー

私たちが行った時は、行列まではできてませんでしたが、たくさんのお客さんで賑わっていました。テイクアウトのみのお店なので、みんな路地で食べています。
お店のFacebook動画

アンマンのカナーフェの老舗「Habibah Sweets」

こちらの窓口で注文して、レシートをもらって店内に入ります。サイズが選べたと思うんですが、私たちは一番小さいサイズを注文して、0.75JD(=約110円)です。

アンマンのカナーフェの老舗「Habibah Sweets」

店内はカナーフェの他にも美味しそうなお菓子がたくさんありました。カナーフェは、この大きな丸い鉄板の上で作られます。

アンマンのカナーフェの老舗「Habibah Sweets」

こちらが、Habibah Sweetsのカナーフェです。

アンマンのカナーフェの老舗「Habibah Sweets」

下からはみ出している白い物体がチーズ。モッツアレラチーズみたいな、クセが無くて食べやすいチーズで、少ししょっぱいです。上のペーストリー生地はナッツとシロップがかかっていて甘いです。

② Nafeeseh Sweets
(Nafisa Sweets)

2軒目は、ホテルの近くにあった、レビューのよいお菓子屋さん「Nafeeseh Sweets」。
Nafeeseh Sweets の地図

アンマンのカナーフェのお菓子屋さん「Nafeeseh Sweets」

このお菓子屋さんも、アンマンに何店舗かあります。トリップアドバイザーのレビューのリンクを貼っておきますが、「7th Circle」という交差点の近くにある店舗のレビューみたいです。私たちが行った店舗は「2nd Circle」という交差点の近くでした。
トリップアドバイザーのレビュー

店内は、美味しそうなアラブのお菓子で一杯 😍

アンマンのカナーフェのお菓子屋さん「Nafeeseh Sweets」

アンマンのカナーフェのお菓子屋さん「アンマンのカナーフェのお菓子屋さん「Nafisa Sweets」」

そしてこちらは、カナーフェの大きな鉄板。

アンマンのカナーフェのお菓子屋さん「Nafisa Sweets」

カナーフェと、もう一品、アラブのお菓子を買って帰りました。

アンマンのカナーフェのお菓子屋さん「Nafeeseh Sweets」
カナーフェ

アンマンのカナーフェのお菓子屋さん「Nafisa Sweets」
アラブのお菓子

私たちは、老舗の「Habibah Sweets」よりも、「Nafeeseh Sweets」のカナーフェの方が好きでした。どちらのも美味しいですけど。アンマンに行かれることがあれば、ぜひお試しを~。

7. おわりに

今回の記事では、アンマン滞在中に食べた、ストリートフードやカジュアルフードを紹介してみました。この他にも2軒、中東料理のレストランにも行ったので、お腹がパンパン 😵。

中東料理は、たくさんスパイスが使ってあって、複雑で深い味わいがありますが、インドや東南アジアの料理とは違って辛くないものが多いですので、辛いものが苦手な方でも楽しめます。

次回の記事では、レストランで食べた、本格的な中東料理を紹介してみようと思います。お楽しみに☆