ヨルダンの首都アンマンは、リーゾナブルなストリートフードから高級レストランまで、中東料理のセレクションがとても豊富です。
私たちも中東料理が大好きで、たまに食べに行きますが、やっぱり本場の料理は格別でした。
前回の記事では、アンマンのストリートフードを紹介しましたが、今回の記事では、本格的な中東料理のレストランを3つ紹介したいと思います。
1. Sufra Restaurant(スフラ)
ショップやレストランが集まる「レインボー通り」という賑やかな通りを歩いていると、ブーゲンビリアの花に囲まれた素敵なレストランを発見。お店の名前は「Sufra(スフラ)」。
検索してみると、とてもレビューの良い、中東料理のレストランみたいです。英語メニューも用意してあるみたいなので、入ってみることに。
→ Sufra のfacebook ページ
→ Sufra の地図
→ トリップアドバイザーのレビュー
お庭もステキな雰囲気です。
店内はこんな感じです。昔の邸宅を改装したレストランなんだとか。
ランチのつもりだったんですが、ずいぶん遅い時間だったので、お店は混んでいなくて、中庭の見えるテラス席をリクエストできました。
前菜一品目は「Tabbouleh(タブーリ)」。レバノンを中心によく食べられているサラダです。
地域によってレシピは若干違うと思いますが、基本レシピは、パセリ、トマト、ミント、玉ねぎを細かく刻み、オリーブオイル、レモン汁、塩こしょうで味付け。
前菜二品目は「Mutabbal(ムタッバル)」。焼きナスのペーストです。ピタパンに付けて食べます。
見たことない、珍しいお料理がいろいろと運ばれてきました! 😍
この奇妙ななお料理は、火曜日限定の「Magloubeh balgawaiyeh(マグルーバ)」。英語では「Maqluba」や「Magloba」などいろいろ書き方があるようです。
「マグルーバ」とは「ひっくり返す」という意味。鍋に、ナスなどの野菜、ライス、肉を入れて焼き、お皿にひっくり返して作るのだそうです。ひっくり返した炊き込みご飯といった感じでしょうか。
→ マグルーバ動画
このレストランのマグルーバは、ライスの上にナスが乗っていて、ライスの中にはでっかいラム(羊の肉)が入っています。ラムは柔らかくてジューシー。ライスは柔らかめでシナモンの風味です。ヨーグルトをかけて食べます。
こちらは「Kubbeh」というお料理。日本語では「クッベ」や「クッバ」、英語では「Kibbeh」と書くこともあるようです。
「ブルグル」という小麦、玉ねぎ、羊肉のひき肉を混ぜて揚げたもの。
→ Kubbeh の説明(ウィキペディア)
おそらくKubbeh と一緒に付いて来たものだと思うのですが、このライスが超絶品でした。シトラス風味のさっぱりしたライス。
2. Fakhr El-Din
(ファハルッディン)
2軒目は、ヨルダンの初代首相の邸宅を改装した高級レバノン料理店「Fakhr El-Din」を紹介する….はずだったんですが。
店まで行ったのに、予約でいっぱいで入れなかったのです(泣)。
とてもレビューのいいレストランですし、店内はすごくゴージャスでした。予約して行ってみてください。
→ Fakhr El-Din ホームページ
→ Fakhr El-Din 地図
→トリップアドバイザーのレビュー
3. Levant Restaurant (レバント)
3軒目は、本格レバノン料理のお店「Levant」です。
→ Levant のFacebookページ
→ Levant の地図
→ トリップアドバイザーのレビュー
店内は、お客さんでいっぱいで、ウェイターの人も大忙し。静かな雰囲気ではなくて、どちらかというと賑やかです。
ヨルダン産の赤ワインがあったので、注文してみました。カルベネソーヴィニヨンとピノノワールのブレンドだそうです。
お料理が運ばれてきました~😍
「Gourmet Pickles(グルメ・ピクルス)」。オリーブと、いろいろな実のピクルスです。
「Kubeh Nayheh(クッベナイエ)」。「生のクッベ」という意味で、1軒目のレストランで紹介した「Kubbeh(クッベ)」の生肉バージョンです。
→ Kubeh Nayheh の説明(ウィキペディア)
「クッベ」は、「ブルグル」という小麦粉、羊肉のひき肉、玉ねぎを混ぜて作りますが、こちらのレストランのは、Wagyu(和牛)で作ってあります。
濃厚な和牛にスパイスが練りこんであって、そのままでも美味しいです。サワーなソースと、ネギの付け合わせをつけると、サッパリいただけます。
メインのお料理が来ました~♪
「Chiken Livers (鶏レバー)」です。ザクロの糖蜜で煮てあって、バルサミコ酢のような風味。さっぱり食べられます。
「Mixed Grill(ミックス・グリル)」。
羊肉のひき肉、ビーフ、チキン、いろいろなお肉のグリル。炭火焼きの香ばしい香りが残っています。パンみたいなのに包んで出てくるのがおもしろい。
夫のデザートは「Arac(アラク)」という中東のお酒。
セリ科の「anise(アニス)」という植物から作るのだそうですが、なんか薬品みたいな味だったなぁ….。
→ Arac の説明(ウィキペディア)
私のデザートは「Mouhalabieh Brulee」という米粉で作ったプリン。日本語では「ムハッレビ」とか「ムハラビーヤ」などと呼ばれるようです。甘すぎず美味しかったです。
→ Mouhalabieh の説明(ウィキペディア)
4. おわりに
今回の記事では、ヨルダンの首都アンマンの中東料理のレストランを紹介してみました。
中東料理は、たくさんスパイスが使ってあって、複雑で深い味わいがありますが、インドや東南アジアの料理とは違って辛くないものが多いので、辛いものが苦手な方でも楽しめます。
中東に行かれる機会があれば、ぜひいろいろ試してみてください。とっても美味しいです!
次回の記事では、アンマンで宿泊したホテルのレビューを書いてみようと思います。お楽しみに~☆
■ ヨルダン・イスラエル旅行記
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■ アンマンのストリートフード
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