日本は大雪が降ったりとても寒かったりで大変だったようですが、皆様元気でお過ごしでしょうか?
寒さに追い打ちをかけるようで申し訳ないのですが、今日は、アメリカの冬のエアラインの運航の様子を紹介してみようと思います。
それから、ミネソタ州で宿泊中に穴釣りをしている人達がいたので、レポートしてみます。
❄ エアラインの冬
冬場はなるべく、カリフォルニアなどの温かい地域へフライト出来るようなスケジュールをリクエストをするようにしています。が…. ババを引いて、極寒の地にフライトしなければならないことも。
↓↓↓↓ この日は、ミネソタ州・ミネアポリス空港にいました。大雪の影響でたくさんの便が欠航。私も出勤して空港で待機してましたが、5時間待った挙句、私のフライトもキャンセル。
ところで、ミネアポリス空港の除雪部隊は「除雪がめっちゃ速い!」と評判。除雪トラックが10台編隊くらいでやって来て、あっという間に滑走路や誘導路を綺麗にしてくれます。
日本には、青森空港に「ホワイトインパルス」というすごい除雪隊がいるようです。彼らの除雪は驚きの速さで、これまで除雪の遅れによる欠航ゼロなのだとか。
こちらの写真は、氷の中を飛んで、お鼻と眉毛が凍ってしまった飛行機くん。
飛行中の飛行機は、凍るとマズイ部分はヒーターで凍らないようにしているんですが、駐機中は、車と同じように雪が積もったり霜が付いたりします。
飛行機は、翼が異物で覆われてると、揚力が減少してうまく飛べなくなってしまうので、氷や雪は完全に取り除いてから離陸しないといけない決まりになっています。
そこで登場するのが、飛行機を除雪するトラック。
首の部分がニュ~っと伸びて、雪や氷を溶かす溶剤を飛行機に噴射します。
冬場は、荷物の運搬や整備なども、通常より時間がかかってしまって大変です。
飛行機に乗っているほうは、定刻通りに飛行機が離陸して当たり前だと思いがち。だけど、数えきれないほどの人たちの力がひとつになって初めて、通常のスムーズなフライトを行うことができるのだなと思うと、実はすごいシステムだなと思ってしまいます。感謝感謝です。
❄ 極寒のミネソタと穴釣り
この日は仕事で、ミネソタ州のBemidji (ベミジ)という街にやってきました。
*地図上のピンにカーソルを当てると、地名が表示されます。
ミネソタ州、ノースダコタ州、五大湖周辺は、アメリカでも最も寒い地域です。
この日のベミジも-30℃を下回っておりました。
こちらは、宿泊したホテル。ヒルトン系列のダブルツリーホテル。
→ ホテルの地図
ホテルはベミジ湖に面していて、湖の景色が美しい素敵なホテルだと聞いていましたが….
もちろん、ベミジ湖はカチンコチンに凍っていて、雪が積もっていました。
氷の厚さははっきり覚えてませんが、氷の厚さが12フィートを超えると、車やトラックで氷の上を走っても大丈夫って言ってたので、少なくとも4メートルくらいはあるかと。
湖の沖のほうで、穴釣りをしている人達が見れるというので、行ってみることにしました。英語では穴釣りは「Ice Fishing」って言います。
私、穴釣りって、寒い中凍えながらやる、こういうのをイメージしてたんです。
Image by chulmin park from Pixabay
でも、ここの人たちは、凍った湖の上に小屋をたてて、ぬくぬくと釣りを楽しんでいるらしいのです。
かわいい小屋がたくさん建ってます。
穴釣りを見るのは初めての私は興味深々….。小屋を一軒覗かせてもらうことにしました ♪
この小屋は、パパと息子さん二人で釣りに来ていました。
水深を図ったりするデバイスなんかもあって、ハイテクな釣りです。
お部屋は暖かく、テレビ等のエンターテイメント完備。外は-30℃でも、快適に釣りを楽しんでいるようでした。
釣れた魚を見せてくれました。
この日はあんまり大きいのは釣れてないって言ってたけど、ベミジ湖にはこんなに巨大な魚も住んでるようですよ。
冬のフライトは大変なこともあるけど、普段見れない珍しいものが見れます。でもやっぱり暖かいほうがいいなぁ~。