2020年1月のウルグアイ旅行の記事を書いています。
前回の記事では、コロニア・デル・サクラメントの美しい街並みや、おすすめのレストランを紹介してみました。
今回紹介するのは、旧市街の真ん中にある「Posada Plaza Mayor(ポサダ・プラザ・マヨール)」という宿。「ポサダ」とは「ホステル」という意味なので、ホテルというより B&B のような雰囲気。日本だとペンションや民宿みたいなアットホームな感じの宿です。
17世紀のコロニアル様式のお屋敷を改築したホテルだそうで、建物、お庭、インテリア、ともに本当に素敵でした。
ホテル予約サイトのレビューなどでも高評価のホテルなので、レビューをシェアしてみようと思います。
1. コロニアル様式
「コロニアル」とは、「植民地の」という意味。15世紀半ばから始まった「大航海時代」でヨーロッパ各国は世界各地に植民地を広げていきました。
17~18世紀ごろの植民地にみられる、西洋風の建築様式のことを「コロニアル様式」といいます。
Image by Eunice de Faria from Pixabay
コロニアル様式には、スパニッシュ・コロニアル、フレンチ・コロニアル、ブリティッシュ・コロニアル、というように、どの国の影響を受けたかによって、若干スタイルの違いがあります。
日本でも、長崎や神戸などにコロニアル様式の建築物が残ってるそうです。長崎の「グラバー邸」もコロニアルスタイルを取り入れた建築なのだとか。
コロニア・デル・サクラメントは、ポルトガルとスペインが植民地争いをしていた場所なので、建築物もポルトガルやスペインの影響を受けています。
Image by jacqueline macou from Pixabay
テラコッタの瓦屋根、アーチ型のドアや窓、タイルの装飾など、スパニッシュっぽいスタイルを取り入れた建物をよく見かけました。中庭(パティオ)などの屋外で楽しむ空間があるのも特徴的です。
コロニア・デル・サクラメントには「タイル博物館(Museo Del Azulejo)」があります。
→ タイル博物館の地図
入口には、大きなタイルに街の地図が。
「Azulejo(アズレージョ)」とは、ポルトガルやスペインでよく見られるタイルです。表札や標識など、街のあちこちにアズレージョが使われていて素敵でした。
2. Posada Plaza Mayor
ポサダ・プラザ・マヨール
今回宿泊した宿は、旧市街の中心「マヨール広場」のすぐそばにある「Posada Plaza Mayor」。周りの街並みもコロニアル風で雰囲気があります。
→ ホームページ
→ 地図
ホテルの玄関。
1860年築のコロニアル様式のお屋敷を改装したホテルだそうです。
入って右手はレセプション。ここでチェックイン。
壁一面に森林のペイント。
家具やインテリアも素敵でした。
入口のアーチ状の通路を抜けると、これまた素敵な中庭(パティオ)が。
噴水のそばにハンモックのようなのがあって、読書している青年が。
ピンクのハイビスカスがとても綺麗でした。🌺🌺🌺
3. 客室
中庭を囲むようにして客室が配置されています。13室か14室しかないそうです。前日予約したんですが、残り1室をゲットできてラッキーでした。
お部屋はそんなに広くないですし、若干暗め。夫は「洞窟みたいだなぁ~」と言ってました。でも、17世紀に来たみたいで、私はすごく気に入りました ♪ インテリアもとてお洒落です。
シンプルな備品とクローゼット。
小さい冷蔵庫あり。
電圧は220V、プラグタイプは3つ穴のLタイプですが、2つ穴のCタイプも使えるみたいです。アルゼンチンは変な形のO2タイプだったし….。めんどくさいのでマルチタイプを持って行くと安心です。
バスルームもモダンでピカピカです。シャワーのみ。バスタブがあったらよかったな。
バスルーム入って左手がシンク、右手がトイレ。
洗面用具も最低限のものは揃ってます。ヘアドライヤーもあり。
4. ホテルの施設
ホテルというよりはホステルという感じなので、豪華なアメニティーはないですが、建物自体が博物館みたいな雰囲気で素敵です。
こちらはラウンジみたいな空間。
のんびりお茶したりできます。
裏庭にはたくさんブドウがなってました。アジサイは少し時期が過ぎてたけど、とてもかわいいお庭でした。
自転車も貸してもらえます。ビーチ沿いを自転車で走ったりするのも気持ちよさそうです。
5. 朝食ビュッフェ
2階のカフェテリアで、朝食ビュッフェがあります。
窓際に座りたくて、早起きして張り切ってやってきました!
カフェテリアも朝食も、これまたお洒落。
窓際に座れました☆ 窓の外にはラ・プラタ川が見えます。
素敵な朝食でしたが、ペイストリーなど甘いものが多く… 甘党の私は大満足でしたが、夫はちょっと物足りなかった様子。
大好物のクロワッサン ♥
南米でよく食べられるという、「ドゥルセ・デ・レチェ」というキャラメルソースをつけてたべてみました ♪
6. おわりに
今回の記事では、コロニア・デル・サクラメントの宿「Posada Plaza Mayor(ポサダ・プラザ・マヨール)」を紹介してみました。
世界遺産の古い街並みとマッチしたコロニアル様式の建物と、センス抜群のインテリア。17世紀にタイムスリップしたような空間を味わえるユニークな宿です。
Posada Plaza Mayor の詳細や、コロニア・デル・サクラメントの他のホテルを検索されたい方は、下にリンクを貼っておきます。参考になればと思います。
➤ Posada Plaza Mayor の情報
→ ホームページ
→ 地図
→ expedia
→ Hotels.com
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→ 旅行記トップページ
→ 南米3国首都巡りの記事一覧
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